![]() 先の日曜日、ある住宅の見学会に伺いました。 ある建築家に設計を依頼して建てた ある工務店の方のご自宅でした。 あまりにもありきたりな言葉ですが、 本当にいい家でした。 「いい家」って こういう家のことを言うのだろうなぁと つくづく思わされた家でした。 設計者やスタッフの技量もセンスもすばらしく、 工務店さんの技術や気配りもすばらしく、 施主の人柄も敷地も最高にいいのですが、 何よりもこの家がものすごくいい家になったのは、 設計者、施工者、施主の お互いがお互いを信頼する気持ちと、 それに応えようとする気持ちが とても大きかったからなのではないかと思います。 きっと大変なこともいっぱいあったでしょうが、 いい家をつくろう、というみんなの想いが あちこちから感じられる家でした。 こうやってできた家は、 これからもきっと大切にされて時を重ねていくのでしょうし、 本当に幸せだと思います。 特に例の耐震偽装事件以来、 家を建てる方が、つくり手を信頼するということは なかなかむずかしいのかもしれません。 家の性能を数値化したり、 保証制度をつくったり。 もちろん安心できる家づくりのためには大切なことですが、 それよりも、 この人にまかせれば大丈夫だと、 心から思える人に出会うことが、 いい家をつくるいちばんの方法なのだと感じました。 まぁ、 それがいちばんむずかしいのかもしれませんネ。 ![]() 少し前のことになりますが、 ある建築家の設計した建物を見せていただく機会がありました。 以前より雑誌などで拝見していて、 ずっと実物を見てみたいと思っていた建物でした。 最近そのすぐ近くに、 同じ方の設計された別の建物が完成したので、 その両方を見せていただくことができました。 時間の経過もあるし、 特に内部は使っている材料も違うので、 2つの建物は雰囲気が結構ちがうのですが、 外部とのつながり方や共用部分の考え方、 考え抜かれた詳細部分の精度高さ、 独特の寸法(特に高さ)でつくられた空間など とても美しく、密度の高い建築でした。 写真で見ていたときに強く感じていた緊張感は 思っていたよりは少なく、 とても居心地のいい空間でした。 そして昨日は別の住宅を見学させていただいたのですが、 やはり共通して考え抜かれたプランや細部の積み重ねがあり、 周囲の環境と調和することを大切に設計されていました。 設計者が設計者の見学会に行くと、 自分も含めて、 細部の納まりや寸法など実践的なことに目がいきがちですが、 この1連の建物を見せていただいた中では、 それだけではなく、 建築をつくるということに対しての考え方に気付かされることが多く、 本当に有意義な時間でした。 建築に限らずですが、 実際に足をはこんでみること、 体験してみることの大切さをあらためて実感しました。 感じていたことを再認識することもありますし、 全く反対のことを感じてより好きになったり、興味がわいたり。 遠方からいらしている方もいて、 その学ぼうとする姿勢からも刺激を受けることの多いここ数日間でした。 ![]() 3月のことなので だいぶ前の写真ですが、 写真整理をしていたら出てきたのでアップしておきます。 以前の日記で、 山に行って立ち木を買った話を書いたのですが、 その製材のために3月に再度福島の山を訪れた際に 他にもいくつか丸太で木を買ったのでした。 上の写真は、2本ともオニグルミの木。 中心で半径50センチくらいあるので、 けっこう幅の広い、いい板がとれました。 乾燥させて仕上げると、 ここ↓からかなりきれいになります。 ![]() ここのところオニグルミはとても人気があって、 なかなか思うようなサイズと金額のものがなく、 昨年からずっと探してもらっていたのがやっと手に入ったのでした。 写真にはありませんが、 その他にカツラの木も製材しました。 主にカウンターやテーブルの天板にできるように製材しましたが、 乾燥させて使えるようになるのは1年以上先。 どんな風に使おうか、今からとても楽しみです! 最近、
設計中のいつくかの家の電気計画をしています。 電気計画というのは、 照明器具はどこにどんなものをつけるか とか、 コンセントの位置 とか TV、電話、パソコンはどこに置くか などなど そんなことを具体的に決めることです。 そんな中で、 照明器具について、 どうしたらいいのか、 最近はとくに悩んでしまうことが多くなりました。 できるだけ電気使用量を少なくしたい と思う一方で、 蛍光灯より白熱灯のあかりの方がきれい ともやっぱり思います。 照明器具自体のデザインは 白熱灯の器具の方が小さくてきれいなものが多い とも思いますが、 白熱灯は熱が出るので夏は暑くてツライ という実感もありますし。 電磁波が出ているので蛍光灯は一切使わないでほしい といわれて計画中の家もあります。 場所によって、家によって うまく使い分けていくことが求められているのだと思いますが、 なかなかすぐに思い切れず、 ぐずぐずとアタマを悩ませております。 先週、某工務店さんでの打ち合わせ後、
草加せんべいのお店に連れていっていただきました。 建築家・泉幸甫さん設計の建物です。 (雑誌などではよくよく拝見しておりますが、 ご本人にお会いするのは初めてでした。) 店内で販売するだけではなく、 外席があって、 そこではおせんべいの手焼き体験をして楽しんだり、 お茶をしたりしながらゆっくりできるようになっていました。 おせんべい、ものすごくおいしいです。 設計も施工もとても素晴らしくて 納まりも材料も思わずうなってしまうような建物でした。 店内から庭への大きな窓があり、 開放的でとても気持ちがいいのですが、 その横にちょっとしたカウンターがあって、 お客様が配送先を記入したりする場所になっています。 前にある窓が少し低くなっているのですが、 そのサイズのバランスがすごくよく、落ち着く感じで、 地味なことかもしれませんが感動していました。 そういえば以前訪れた、 同じく泉さん設計の集合住宅「Apartment 傳」の 一部にある「カフェ傳」でも その窓の高さのことがとても心に残ったことを思い出しました。 ![]() (写真の植物にかくれているところがその窓のある部分なのですが、 こんな写真しかなくってスミマセン。全くわかりませんね、これでは。) ちなみにこのカフェのサインなどは 望月通陽さんが手掛けられていて、 ものすごく素敵でした。 ![]() 建築をつくるということは、
建物の内側と外側の関係をつくるということだと思います。 庭との関係、 風や光などの自然をどう内部に取り入れるか。 敷地の状況によっては 密集地であったり、 交通量の多い道路があるとか、 なかなか窓があけられないこともあるかもしれません。 そういう場合はしょうがないとは思いますが、 できるだけいい季節の間は 窓をあけて風を通したり、庭の植物を眺めたり そんな風に暮らせたらいいなと思います。 その時にとても大事なのが「窓」。 設計をしていく中で サイズ、位置、材質、開閉形式、窓枠などを いろんな選択肢がある中からひとつひとつ決めていくのですが、 ほんのちょっとした違いが 空間の印象や気持ちのよさを左右します。 設計者によって好みやクセはそれぞれ違いますが、 いいと感じる建物はみんな開口部について考え抜かれていて、 でもそれが何気なく感じるように思います。 現在設計中の家では 居間から庭・デッキに向かって引込みの大きな窓があります。 (注:引込み窓というのは、窓を空けたときに窓が壁や戸袋の中に 入ってしまう開放感のある窓のことです。) 台所、食堂、居間とつながった家の中から この大きな窓を通して更に外ともつながります。 これこそ戸建で庭のある家の最高の楽しさだと思います。 今日はとても天気がいいのですが、 来年の今頃、 こんな天気の日には窓をフルオープンにして、 庭の眺めを楽しむところを思い浮かべると ワクワクしてきます。 こんな楽しい設計をさせていただけることにとても感謝していますし いろいろな縁とかつながりがいまだにとても不思議です。 先週末は友人のオープンハウスへ行きました。
広い敷地に中庭のあるゆったりとした平屋の家。 おおらかで開放感があって、 でも丁寧につくり込まれていて、 とても気持ちのいい家でした。 こうやってがんばっていらっしゃる方のお仕事をみせていただき、 お話をすることは、 勉強になることもたくさんありますし、 なによりとてもいい刺激をうけますので、 できるだけ伺わせていただくようにしています。 そしてその家の施工をされた工務店の方もいらしたので、 少しお話をさせていただきました。 以前より、 他の建築家の方の設計した家などの雑誌記事で 会社のお名前は拝見していましたが、 初めてお会いして、施工した家を見せていただきました。 とてもきれいな仕事をされていましたので、 自分が千葉での現場があるときには いつかお願いできればと思いました。 設計をご依頼していただく方によって、 建築場所はそれぞれですので、 いつも同じ工務店さんというわけにもいきません。 できるだけ建設現場に近い方が、 工事中も住みはじめてからもいいので、 こうやっていろんな場所のいい工務店さんと出会うことは 設計をやっていく上でとても大切なこと。 同じ設計でも誰がつくってくれるかによって、 大きくかわってしまいますので。 そして、 いい工務店さんにつくっていただけるには、 いい設計者であることが当然求められますので、 私ももっともっとがんばろうという気持ちになった1日でした。 設計の仕事をはじめたばかりの頃は、 ここのところ、 |
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